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銀と灰色の世界にささやかな黄金の青春を

PBW「シルバーレイン」及び「サイキックハーツ」用のキャラブログです。そっち自体の知識がないと読んでも意味わからないですごめんなさい。ここに住んでいるのは、稲田・琴音(b47252)、アリス・ワイズマン(b57734)、シンディ・ワイズマン(b60411)、睦月・絵里(b80917)、睦月・恵理(d00531)になります。
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12.14.11:28

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  • 12/14/11:28

02.17.12:19

サンダーバード登場を記念して

さて、今回はトーテムアニマルとかワールドオブダークネスとかストリートシャーマンとか大好きな背後さんからです。

アリスのジョブ変更に伴って、ついSSなど書き殴ってみました。ただの設定補強なので興味がある人だけどうぞー。ちなみに最初わたし表記なのは、日本語でしゃべっていない時のアリスの一人称イメージ。

どうでもいい事ですが、家系的にはワイズマン家は大飢饉時に渡米したアイルランド系アメリカ人です。そこに代をまたいだ日本の来訪者の血とかネイティブアメリカンの血とかも混じったようですが。そう言うわけで、シンディの方は戦闘時イメージが家系の源流に従ってケルトの戦女神寄りになっています。

ちなみに、コヨーテは偉大なるペテン師、隼はきわめて誇り高く鋭き眼で見通すもの、らしいですね。真の隼にはまだまだ遠いのでしょう。 

 


 







気がつくと、わたしは隼になって空を飛んでいた。
わたしは隼、隼はわたし。一つのものでありながら、それぞれ別のものなのが判る。
眼下遥かに見下ろす大地と今飛翔している空とは遠く離れているけれど、それでもわたしが一つの大きな夢の中にいるのは変わらないように。
同じものである事と違うものである事、それは兼ね備え得るものなのだ。

わたしの中にある隼の魂は飛び方を教えてくれた。でも、その声は途切れ途切れにしか聞こえなかった。
飛び続ける内だんだんぎこちなくなって、翼が、視力が萎えて行く。飛ぶべき方向が判らなくなる。
隼の魂が遠ざかり、途端に大地と離れているのが哀しくなって来る。だって、この空はあまりにも広過ぎるから。
同じ夢の中だとしても、わたしが大地と空にそれぞれ見るものは違う。どう見るかによって、同じものでも全く違うあらわれ方をするのだ。

それでも、自ら飛び立ったこの空から落ちるわけには行かない。必死にもがいていると、大地から長い長い遠吠えが上がった。
雪のように白いコヨーテが、誇り高く聳える山の上でわたしに歌いかけていた。
……ああ、そうだ。見失わない限り、大地は離れていてもわたしの道標になってくれるのだ。
そして、わたしはいつだって、全ての夢と歌で繋がっているのだ。迷うことなどない。

そう思いついた瞬間、視界が突然退き、わたしと隼の視点が離れ始めた。
振り返ったその隼の目は、何だか笑っているように見えた。
もう一度、コヨーテの遠吠えが聞こえた。わたしは、それを今までに数え切れないほど聞いてきたような気がしてならず……。

 

 

 


「……What?」


アリスはぱちりと目を開けた。と、それでも目の前は真っ暗だった。
布団がすっぽりかぶさっている。どうも、あんまりに寒いものだから寝ている間に頭まで引っかぶってしまっていたらしい。

欠伸をしながら布団を退けて身を起こすと、空気は身を切るように冷たかった。
でも、目覚めはいつもよりずっと(いつでも健康的な目覚めだが)良かった。何か楽しい夢を見ていたような気がした。
首を回していると、ふと視界に違和感があった。枕元に視線を向けると、そこには長い棒……いや、槍が一本置いてあった。

「What's this? ……Ah, I remember. This is mine」

全く見覚えのない槍だった。しかし、それは間違いなく彼女のものだった。何とはなしに、彼女にはそれが理解出来た。
呼吸をしているかのように生気にあふれたその木製の柄をそっと握ると、固いような柔らかいような、何とも言いがたい感触だった。
自分のものか槍のものか、手に強く鼓動が感じられ、そのリズムを通じて体と槍がひとつに溶け合って行くような気がした。

「……そう、あなたは風を踏み、大地に歌声を響かセルもの。風に歌うもの。解りマシタよ」

ひとりでに言葉が口をついて出、彼女は静かに立ち上がった。
そして、コヨーテの声で高々と雄叫びを上げたのだった。

……もちろん、寮の部屋のあちこちで生徒が起こされ、寝ていたり朝食の支度をしたりしていた同居人が何事かと駆けつけたのは言うまでもない。
トーテムスピリッツに触れた興奮とは言え、場所と時間は考えるべきである。その後しばらく、アリスは平謝りに謝って回る羽目になったと言う……。

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