02.02.19:43 [PR] |
11.29.11:14 「神様とヒーローと」 |
今日はボクのSSらしいですね。何だかお恥ずカシイですが……。
背後さんより一言:実は元々予定のなかったものですが、MDでヒーローになった理由を聞かれて初めて思いつきました。その時の同席者の方々に多大なる感謝を捧げます。
なお、文中の言葉遣いが普段と違うのは、この時点ではまだどこかの素敵なコミックマスターさんのボクっ娘指導が入っておらず(普段のボク喋りは実はそのせい)、英文基準で書かれているので喋りが不自由にもなっていないためです。
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10.04.09:27 非常に時期を外してしまいましたけど |
ようやく完成しましたので、お盆の最後の一作をお届けしますね。
まあ、と言うよりはきちんと揃えるものは揃えておかないと私が気分が悪いと言う感じなのですが……よろしければお読みくださいな。
なお、このSS内の「他にも同じようなことをしている者はいたかも知れない」の一人になりたいと言う奇特な方はご一報下さい。ご覚悟さえおありでしたら、いずれご出演をお願いするかも知れません。確実に遅筆ですが。
08.23.12:09 これまた時期外れですが |
本日は、大切なお友達とのお話から生まれたSSを投下してみます。そのお友達とは、去年のクリスマス以来ずっとお手紙を交換し合っているヴィオレイン・ガーランズ先輩です。先輩、掲載許可ありがとうございますね♪
08.14.10:31 ちょっと作中の時期を逃してしまいましたけど |
今回はお盆のSSです。実はこれに参加していた、を望む奇特な方は私にご連絡下さい、また何か書くかも知れません。なお、クリュ姉様への遅れながらのお誕生日プレゼントでもあります。私としたことが、よりによって姉様の誕生日当日を逃してしまうとは……全く不覚でした。
拙いものですが、どうぞ姉様、お受け取り下さいませ。
07.28.21:21 台所にて |
とんとんとん。今日もまた包丁の音がリズミカルに響く。
胡麻をすって鰹出しと梅酢と共にビンに詰め、夏野菜を低温でじっくり蒸してしゃっきりとしたまま中まで火を通しあるいは糀でさっぱり漬け、合挽肉を朝掘りの葱や胡桃と合わせて肉団子にし、もずくは三杯酢を合わせてラップをかけたボウルに。ただし、量は少なく消化に負担をかけ過ぎないように。
「後は水分もいるわね……」
一人呟きながら、琴音はてきぱきと忙しく台所を動き回る。麦粒を炒って袋に詰め、汲んで来た近場の湧き水で麦茶を淹れる。
作られたものは次々タッパーに詰められ、あるいはボウルごと風呂敷に包まれ、大きな竹編みの籠に詰められて行く。
「白児さん、ちゃんと寝ているといいんだけど……」
荷物をまとめると、琴音はまず仏壇の前に座って手を合わせた。長い供養の祈祷文をそらで唱え、それから今も敬愛し続ける亡き祖母にただ一言祈った。
「どうか今日もお見守り下さい」
最後に、しっかり戸締りを確認して、同居人に後のことを頼んで彼女は部屋を出た。少しでも力のつく食事を、寝込んでいる想い人に届けるために。……そして、監視するために。何ぶん、他人が心配するから、と自分が無茶をしかねない性格なのだ。目を離すと治りきらない内に床を上げかねない。
「もし、そんなことをしてたら……」
むん、と彼女はひときわ力をこめて重い竹篭を持ち直したのだった。