銀と灰色の世界にささやかな黄金の青春を

• 02/09/09:07

喧嘩は喧嘩の時に楽しめばいいのよ。
日本にはいい言葉があるじゃナイ？それはそれ、これはこれって。
利害が合わなきゃいつでも憎んでなきゃならない、そんな息苦しいのは私はごめんね。

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【接触】
まず係員さんにお願いして人参を3つ貰い、蘭黒に無警戒接近。有無を言わせず隣に屈み、自分も人参ぽりぽり。

「Hi.ダメよ、美味しい物一人で食べてちゃ？」

ウィンクして2つ目の人参を手近の兎にやって見せ、最後の1つを蘭黒に。膝でうにうにしてる兎を見て笑い、

「ほら、その子も甘いの欲しいってさ」



【その後】
「今日はお互い戦闘任務なしね？旅は道連れ世は暇なさげ、なら一緒に回るで確定ね！」

手を差し伸べ半ば強引に誘い、園を一緒に回りつつ昼食の場所へ誘導を試みる。

持参昼食はコロッケとポークソテーに自家製パン、色鮮やかな調理野菜としゃくっと生野菜のサラダを持参。コロッケはポテトがかりっとねっとりメークイン、挽肉入りはさくさくほくっと男爵。揚げ立ては無理、ああ残念！

蘭黒のいつもの台詞が出たら、僅かに間を置いて微笑。

「あら、変かしら？私は人生の最後に笑って、いい人生だったなあ……って言いたいだけ。楽しくない喧嘩も、今喧嘩してナイ気に入った相手と遊ばないのも人生の損。譲れないトコは絶対譲らないけど、無駄な損もしないの」



弁当がなくなってきた辺りでさらっと切り込み一番手。

「時に蘭黒。私も身内が大事な約束してるから気になるンだけど……あなたの約束、内容は言いたくない、それとも言えナイ？」

「出来れば聞きたい。知らない相手と楽に無感動に戦う、私はそんなの嫌だから」





「ねえ。敵であり同時に友人……そんな関係はダメかしら？」

• 09/02/10:23
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