01.22.20:52 [PR] |
04.23.11:48 説明書:琴音編 |
「さて、本日は私の取扱説明書です。どんどん終わらせないと、何だかバトンが積み上がり始めていますので……危険なものも含めて、ですが。いっそやらずに長引かせて……ああ、でもそれでは他のバトンも出来なくなって……うぅぅ」
本製品名:稲田・琴音
対象年齢:全年齢向け
適正動作環境:穏やかな場所。地獄のような場所にも適応しますが、バージョンが変更されて豹変します
製造元:愛媛の田舎
製造:家族の愛情と蟲
保証期間:人生の終わりまで安心
価格:売約済
【以下の動作方法】
話す:会話のキャッチボールはとても好きで、話を振ればかなりの確率で食いついてきます。ただ、お祖母様の膝で一緒の番組を見ていたことが多いせいで、得意な話題が時折自分の世代と明らかにずれる模様。また、不意打ち機能が搭載されていますので、不意の弄りにはご注意下さい。弄られに見えますが、実はS回路が組み込まれているとの噂です。
誘う:
普通のお誘いなら、何か先に予定が入っていない限りほぼ確実に受けてくれます。殿方からのデートのお誘いは、乙女回路の自己進化によりプロテクトが発動し、ある一人を除いてまず受けてくれないでしょう。
笑わせる:
箸が転がってもおかしい年頃、笑わせるのは非常に簡単です。ただ、愛想笑い機能と厳しいフォロー機能が組み込まれていますので、寒いギャグで笑わせようとした場合「善意のダメージ」を受ける覚悟が必要です。
泣かせる:
基本は相当な頑固者。人前である限り、嬉しさ以外で泣かせるのは相当に難しいでしょう。また、子供だけに保護者持ちで、下手な泣かせ方をした場合それ相応のツッコミが待っているでしょう。幸い、嘘泣きを有効活用してはいないようですが。
怒らせる:
本質的には瞬間湯沸かし器ですが、教育の結果自己抑制がかなり高度にきいています。ですがプライドは高いので、弄るのはそこそこに容易くなっています。
ただし、ある一線を超えて本気で怒らせるのには注意しましょう。蟲の性質が人間の敵意と合わさった瞬間、まさに昆虫のごとくに無慈悲に、怒りや憎しみさえもなく「害悪」を排除にかかる殺戮機械に変貌します。人間部分にも「家長」として必要な論理的冷酷さの芽(あくまで芽)がありますので、実は、いったんやると決めてしまったら同型機三タイプの中で最も良心の呵責なく残忍に同族を殺せるかも知れません。
謝らせる:
何の策略を用いずとも、ちょっとしたことで「あら、ごめんなさい」を連発します。非常に簡単です。
倒す:
肉体は健康ではあっても別段強健ではなく、精神的にも年齢相応に未成熟な部分が見えますので、物理・精神どちらの方法を用いても、戦闘能力さえ上回っているなら倒すのは難しくないでしょう。ただし、その際の捨て身の反撃が非常に激しいのがやっかいです。
相談する:
常に最大限の穏やかさで相談に乗ってくれます。それが必要な計画と認めさせさえすれば、悪巧みの計画にもしっかり協力します。一度納得させるまでが勝負です。
騙す:
日常でのガードはけして固くありませんので、結構ほいほい騙して楽しむことが可能です。恋人が寂しがって呼んでいるなどと騙せば、動作不良を起こしてじたばたしている様を楽しめること請け合いです。
味方にする:
基本的には相手から向けられた感情をそのまま返すので、味方と思って接すればたやすく味方にできるでしょう。
服従させる:
年上や土蜘蛛や鋏角衆ならば、一定ラインまでは容易く服従させられます。ただし、完全な服従は忠誠の入力後にしか得られません。
【メンテナンス】
故障かな?と思ったら:
「そろそろ大人らしく甘えから抜け出します」などと胸を張っていますが、しょせん子供。撫でて可愛がってやれば大抵の故障は修復できます。
エネルギー:
「ええと、白児さん……と言い返すのだけはご勘弁を」おや、エラーメッセージが聞こえてきました。頭を撫でられる摩擦エネルギーと日々きちんと時間通りの三食、そしてお散歩がメインのエネルギー源となっています。
ケアの仕方:
とにかく撫でるのが有効。ただし褒めすぎは禁物、かえって自重してしまいかねません。
故障してる例:
普段の動作とほとんど変化がなく、トラブルの早期発見は困難を極めます。
修理の仕方:
ほっておけば自己修復を行いますが、友人の助力がある場合は修復速度が上がります。
【本製品に関するお問い合わせ(回す人七人)】
ご自由にお持ちください。
・・・とりあえず
2009年04月23日木
充電、しておきましょうか?
(撫で撫で)
過充電です
2009年04月24日金
電源から発熱し、オーバーヒート状態になっています。冷却して下さい……冷却して下さい……
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